言葉の代わりに。
わたしがお菓子屋をはじめたきっかけのひとつとして自分自信が誰かにプレゼントをすることがすきだからだ。
そして逆の誰かが誰かのためにプレゼントを選ぶ姿を見るのがすきというのもある。(ん?逆なのか?日本語難しい。)
とにかく、誰かさんのためにプレゼントを選ぶのはとっても楽しい。
その人がどんなものが好きで、どんなものをもらったら喜んでくれるのかをあれこれ考えて、その時間が楽しかったりする。
わたしが前職のお店で働いていた時なんかはよくそわそわしながら、明らかに自分用ではなさそうな物を慣れない感じで探している男子やお父さんをよく目にした。
話を聞いてみると、彼女にちょっとしたサプライズなんだとか。
または奥様の誕生日のプレゼントをこっそり選んでいたりだとか。
とにかく見ていてほっこりするし、とても心があたたかくなるのだ。
で、なぜお菓子なのかというといろんな理由があるのだが、まず率直に選びやすいし渡しやすいということだ。
甘いものが嫌いでない限り、まぁ失敗はしないだろう。
それに気軽に渡しやすいという点もかなりいい。
気軽に渡せるならば、ちょっといつもお世話になっているからとか、今日はちょっとお土産にとか、とにかく誰かのための“ちょっと行動”が増えるということがいいと思う。
わたしは超日本人なので、なかなか感謝の言葉をはっきり言葉にして相手に伝えることができないタイプだ。(感謝の気持ちでいっぱいなのですが、照れてしまい素直に言えないのです。)
そうでない日本人の方スミマセン!
なので、お菓子という名のちょっとしたギフトを使って物越しに感謝を伝えるのだ。
自分ひとりとしか関わっていないという人以外は、きっと誰かに助けてもらっているだろうし、感謝すべき事が日常であるはずだ。
無性の愛情なんて家族以外ではあまり成立しない。(ここにきて急に冷酷発言)
だからどんなカタチであれ、何か自分のためにしてくれた事が思い当たるのならそれはしっかりお礼を伝えるべきだ。
いつもお弁当を作ってくれてありがとう!とかね。
いつも仕事頑張ってくれてありがとう!とかね。
お礼を言われて嫌な気なんて絶対しないし、むしろまたその人のために頑張っちゃおうかな〜!なんて思ってくれるかもしれない。
だからいい事しかないのだ。
綺麗事全開な内容になってしまったけれど、本当にそうゆう事が日常に増えたらいいなぁなんて思う。
お店のお菓子達がそのきっかけに使ってもらえたらそんな嬉しいことはない。